2013年7月25日木曜日

僕のバーベキュー

こんにちは。役者の金城です。

夏ですね、夏。
東京に来て三度目の夏。

夏と言えば、海、川、バーベキュー、、、

僕は静岡県浜松市で育ちました。
浜松には海、そしてたくさんの川や山があります
浜松の人々の多くは夏になると川でバーベキューをします。
若者は、バーベキューを通して、仲間との絆を深め、人生のパートナーを見つけます。
やがて彼らの間に子供ができ、彼らは子供とともにバーベキューをします。
子供は成長し、仲間を作り、家族から離れ、子供だった彼らもまた、仲間とバーベキューをします。そして絆を深め、パートナーを作り、子供ができ、バーベキューをします。

バーベキューは、彼らにとって生きる理由であり、居場所であり、人生そのものです。

でも、僕は バーベキューを捨てて、東京にやってきました。

この3年間、夏はいつも演劇の機会に恵まれていました。

始めた頃は、芝居が楽しいとは思いませんでした。何度もやめようと思いました。
人前に立って、大きな声が出せる、目立てる、これが僕が芝居をやる理由でした。目立てれば何だってよかったのです。

でも、最近、ときどき感じることがあります。

芝居が、僕にとってのバーベキューなんじゃないか、と。

でも、その瞬間は突然やってきて、僕が手を伸ばすと去っていきます。

僕はなんとしても、それを掴むまでは、芝居を続けていきたいと思います。

彼らがバーベキューをし続けるのと同じように

僕も芝居をし続けていきたい。

劇団臨月旗揚げ公演『アドバルーン365』、本番まで2週間を切りました。

少ない稽古ですが、集中してできていると思います。稽古も楽しいです。

この夏は是非、神楽坂の地で、舞台上で会いましょう。

では、失礼します!

0 件のコメント:

コメントを投稿